先日、知り合いの英国人が私の手書き文字(英語)を見て
😲 「えっ、これあなたが書いたの?
日本人の字じゃないみたい。英語ネイティブの字みたい」
と言っていました・ ・ ・
彼女曰く、日本語話者の書く欧文文字はかなり独特で、
見ると日本の人だとだいたいわかるとのこと。
たしかに私も、「漢字文化圏の人か、欧文字文化圏の人か」というのはだいたいわかるように思います。
では、日本の方にはあまり馴染みがないと思われるネイティブの文字の実例を見てみましょう。

左:大学の英語の授業で出した小論文への先生(アメリカ人)のコメント
右:アイルランド留学の時に留学友達(主にスペイン人、イタリア人)に書いてもらったメッセージ
左の先生の字は、割と読みやすくてよくある癖のタイプだと思います。
右のメッセージ集は、本当に個性豊か~!
同じ”アルファベット”でも、国(というか文化圏)によってまた違う雰囲気があると思います。
ブリジットジョーンズの日記(舞台は英国)は、こんな感じ。

かなり読みやすい筆跡。
nやrの最初の縦棒があまり長くないというところが日本人には読みづらいかも?
こちらは、ハリーポッターシリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンの直筆文字!
最後に”Emma”って書いてあるところのEの形がカワイイ。
sの形が大文字のLに似ていますね。
それから、kは日本人だと2画か3画で書く人が多いと思いますが、
1画で書くとこんな感じになります。(一番最初の”Dear Jake”のkに注目)
他にも、このサイトに手書きメモがいっぱいあります⇒Passive-Aggressive note.com
英語圏以外では、それぞれで独特なアルファベットの書き方があったりします。
フランスは、欧州内でもダントツの美文字意識の高い文化圏だと思います。
語学留学した時に、フランス人の授業ノートの文字がものすごく装飾的でびっくらしました
とにかくクルクルしてます
フランス語筆記体
実際の手書き文字例はこちらを見てみて!
フランス語の筆記体実例
ドイツでは、時代によって学校で教わる書体が違ったそう。
ドイツと書体に関する複雑な背景はここでは割愛しますが、とっても興味深いです。
さてさて、後半は主に「お手本文字」でしたが、
欧文字ネイティブの筆跡、いかがだったでしょうか。
日本人の書くアルファベットとは明らかに区別できますよね。
それぞれの特徴を挙げてみると・ ・ ・
一般的な日本人の書くアルファベットは、文字が1字1字独立していることが多いのと、
お手本に忠実な字の形がほとんど。
「書写」の文化があるからだと思います。
習った「書き順」と「形」をしっかり守って書いている感じ。
一方で、アルファベット圏の人はお手本をそのまま真似して書いたようなスタイルは稀。
筆記体まではいかないけど、文字につながりがあることが多い。
人によっては、「お手本」とはかなり違う独特の形なことも。
小文字のr を R の小さいので書いている人がいたり、
小文字のe を 3の逆で書いている人がいたり。
学校の先生が黒板に書くときでも、ですよ!
「先生は模範的な字を書くもの」という感覚ではないのですね。
文字に対する意識の違いを感じます。
ちなみに、私の手書きアルファベットはこんな感じです・・

エマ・トンプソンによるピーターラビットのスピンオフ物語の冒頭です。
普段の手書きの感じをお見せするために、あえてキレイに書いていません・・💦
特に一般的なアルファベットと違う書き方はしていないので、
つなげ方が「ネイティブっぽい」と思われたのかな・・・と思います・・・たぶん😌
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